【大阪】「一生懸命働けば給料が上がる社会を取り戻す」玉木代表が大阪市内で大谷候補予定者と街頭演説

 国民民主党代表の玉木雄一郎代表(衆議院議員/香川2区)と矢田わか子副代表(参議院議員/全国比例)は23日、大阪府を訪れ、記者会見に出席するとともに、大阪駅近くのヨドバシカメラ前で開催された大谷由里子候補予定者(大阪選挙区)の街頭演説会に参加した。

 玉木代表は大勢の聴衆を前に、「今のこの瞬間、何が国民にとってベストなのか、その一点で判断してきたのが国民民主党だ。変化の時代だからこそ、昨日と同じことをやって去年と同じようにやっていては世の中を変えることはできない。私たちも変わりながら、新しい政治をつくり上げていく」と述べた。

 その上で、「『給料が上がる経済』をどのように実現していくかを明確に打ち出しているのは国民民主党だけだ。25年間、給料が下がり続けた日本のトレンドを変え、がんばって就職して一生懸命働けば給料が上がる社会を取り戻すための経済政策を推し進めたい。そして、このことを実現するためにも人への投資を倍増させることが必要で、教育や科学技術に投資していかなければ日本の成長はない。国民民主党は『教育国債』という新しい国債を発行してでも、教育・科学技術予算を倍増させながら、予算規模を少なくとも対GDP比でOECD諸国並みかそれ以上の水準にまで引き上げていきたい」と党の重点政策を訴えた。

 さらに、日本の経済状況にについても言及し、「物価は上がるのに経済は低迷するというスタグフレーション状態に入ってきている。これは1970年以降、40年ぶりの状況であり、可処分所得が減って、家計が厳しくなってきている。私たち国民民主党は消費税減税、ガソリン減税などの家計減税と供給不足を克服する政策をセットで提案し、経済が縮まないように、しっかり回復するように、給料が上がっていくようにしていく」と力を込めた。

 矢田副代表は「右でも左でもない。対決より解決。政策をど真ん中に置いて、皆さんにとって何が必要かだけを考えて動いているのが国民民主党だ」と党の姿勢を紹介しつつ、現在の子育て・教育に関する給付金等の多くの制度で所得制限が課せれている現状は、子育て支援に逆行すると強く訴えた。そして、「私たちはまだまだ知られていない。政策を知ってもらえるようあらゆる手段を駆使しながら取り組みを進め、皆さまとともに、この大阪から勢力を拡大していきたい」と支援を呼びかけた。

 最後にマイクを握った大谷候補予定者は「大阪の投票率を上げるためにも、新しいことにどんどんチャレンジしていきたい。政治に無関心でも無関係ではいられないということを一生懸命訴え、大阪から日本を変えたい。大阪から日本を動かしたい」と強い決意を語った。