【談話】設立二周年を迎えて

2022年9月15日

設立二周年を迎えて

国  民  民  主  党
代表 玉木雄一郎

 2020年9月15日、国民民主党は穏健保守からリベラルまでを包摂する政策提案型の「改革中道政党」として再スタートした。2018年の旧党結党以来、「対決より解決」の姿勢を貫き、未来を先取りする課題解決のため、国民が必要とする政策や法案を提案し続けてきた。その結果、現金10万円の一律給付や孤独・孤立対策担当大臣の新設、ガソリン値下げ、内密出産のガイドライン策定など数多くの公約を実現することができた。ひとえに、党員・サポーターをはじめ、支持者の皆さま、国民の皆さまからの後押しがあったからに他ならず、心より感謝申し上げる。

 我が国は過去25年間、OECD加盟34カ国の中で唯一、実質賃金が下がり続けている。経済政策を積極財政に転換し、教育や科学技術など「人への投資」を倍増させることで、「給料が上がる経済」を実現することが急務である。また、日米同盟を基軸とした自立的な安全保障体制の構築とともに、食料やエネルギーの自給率を高めて富の流出を防ぐことで、「自分の国は自分で守る」ことも不可欠だ。政策先導型を自負する国民民主党のこうした主張は、今や社会に浸透し、国会でも活発に議論が行われるようになった。引き続き、「給料を上げる。国を守る。」具体策を積極的に提案していく。

 国民民主党は2年前の今日、覚悟を決めて集まった15名の国会議員で再スタートした。その後、衆参の国政選挙などを経て国会議員は20名となったものの、国民民主党の政策や理念を実現するには地道に党勢を拡大していく必要がある。地方組織の足腰強化も喫緊の課題であり、まずは地方議員の倍増をめざし、来年の統一自治体選挙に向けて取り組みを加速させていく。

 私たち国民民主党は、引き続き皆さまとの連携を強化しながら、日本の政治に足りない「正直な政治」「偏らない政治」「現実的な政治」を追求し、常に国民のための政治、国民のための政策を実現していく。その思いを改めて胸に刻み、「あたらしい答え」を国民とともにつくり続けることをお誓い申し上げる。

【PDF】20220915_設立二周年を迎えて