【代表選】臨時党大会を開催、新代表を決定
国民民主党は2日、東京都内で代表選出のための臨時党大会を開催した。
国会議員、総支部長による直接投票に先立ち、各候補から最後の決意表明が行われた。
玉木雄一郎候補は代表選挙を振り返りながら、「研ぎ石のように議論が磨かれていくことを感じた」と前原候補に敬意を示ししつつ、今後の改善点として「議員間や支部長とのコミュニケーションの改善」を掲げた。その上で「この代表選挙は結党の理念を確認するための選挙になった」とし、政策実現が与党に横取りされている現状を挙げ「本当に悔しい。だからこそ今は国民民主党を強く大きくする必要がある」と今後の展望を語り、自身への支援を訴えた。
前原誠司候補は「綱領に沿った党運営を考えれば、穏健な野党結集を目指すべきだ」と訴えを始め、「私は立候補した人全員を勝たせたい」と語った。また、野党議員の責務は自民党の政治を根本的に変えることにあると述べ、「国民ひとりひとりの不幸を放置してはいけない。自民党にしっかり対峙することでこの国を変えていきたい」と訴えた。最後に「皆様の決断で私をこの野党結集の先頭に立たせていただきたい」と自身への支援を訴えた。
続いて地方自治体議員および党員・サポーターによる郵便投票・電子投票の開票結果報告、公認候補予定者および国会議員による直接投票が行われ、即日開票された。開票の結果、玉木候補が80ポイント、前原候補が31ポイントを獲得し、玉木雄一郎衆議院議員が新代表に選出された。
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代表選出後の挨拶に立った玉木新代表は「国民民主党を強く大きくしていきたい」と意気込みを述べた。新代表の任期は2026年9月末まで。